こんにちは、カワゴエモンです。
今回は「得意科目と苦手科目のどちらを優先すべきか」という内容について解説していきます。
先日Twitterのフォロワーの方から

数学は得意なんですけど、苦手な英語と現代文が足を引っ張ってどっちを伸ばしたらいいかわかりません。
という質問が送られてきました。
実際、同じような悩みを抱えている人はいると思います。
が、しかし!

苦手科目はあるけど得意科目もありません!

得意科目は道徳です( ・´ー・`)
こちらのケースに当てはまる人の方が多いのではないでしょうか?
ということで、得意科目がない人がとる戦略として「得意を作る(伸ばす)」vs「苦手を底上げ(無くす)」のどちらが望ましいのか解説していきます。
まずは得意科目を作る
結論から言うと、得意科目を作ることから始めるのが吉です。
というのも、得意科目も苦手科目も無い人は勉強を始めたばかりかモチベーションを保つのに苦労している人が多いからです。
すると、
→勉強のモチベーションが続かない
→成績が伸びない
→勉強しようと思う
→得意科目が無い
→勉強のモチベーションが続かない
・・・
という負のループに入ってしまいます。
この恐ろしいループから抜け出すために得意科目を作る必要があります。
さらに、得意科目が無いことにはそもそもライバルと勝負できないというデメリットもあります。
あと、はじめから苦手な(嫌いな)科目からやるのは心理的に抵抗ありませんか?無理して苦手な科目からやる必要はないんです。なぜなら、最悪捨てることもできるからです。
とりあえず、武器を作りましょう!
どれを得意科目にすればいいのか
ここまでで「まずは得意科目を作ったほうが良い」はわかったと思います。
ただ、得意科目があるのは良いのですが科目ごとに効力にばらつきがあることに注意です。
得意科目にした時の強さとしては
英語≧数学>物理・化学(理系の人は)>他
といった具合です。
ただ、私は文系なので、物理・化学についての説明は割愛します。
英語
嫌いでなければ(得意でなくてもOK)英語を伸ばしていくのが鉄板です。
特に文系であれば英語を得意に出来るかどうかで決まると言っても過言ではありません。私立大学は英語の配点がかなり高く、英語で決まると断言してもいいぐらいですし、国公立大学でも英語の配点が一番高いです。
理系でも英語は外せないですし、英語の配点は相変わらず高い(一番高いことも珍しくない)ことが多いです。
つまるところ、
「英語はどこの大学でも使う(捨てられない)ので得意にする価値高いですよ」
ってことです。
実際、帰国子女が受験に強いことがこのことを説明しています。
「英語なんて全然得意じゃないよ、むしろ弱い!」という人はこちらの記事を参考までに。
数学
数学は差がつきやすく、しかも配点が高いので他の科目が多少ダメでも十分ひっくり返せる強さがあります。
文系で英語が壊滅している場合、それをカバーできるのは基本的に数学だけです。どうしても英語が無理なら数学を極める方向に思い切って振り切るのもありです。
実際、
・模試の判定は常にE判定
・本番でも英語や社会は散々だった
という絶望的な状況にも関わらず、数学で満点近く取って一橋大学(文系なのに数学が非常に難しいことで有名な大学)に合格した友人を私は知っています。
数学を極めていると多少模試の成績が悪くても逆転できるチャンスがあるので、得意にする価値は高いです。
他の科目
苦手より得意な方が良いですが、その科目だけで引っ張っていけるかというと正直微妙です・・・。
特に、「文系で英語が苦手だけど社会が得意!」というタイプの人は社会だけで英語をカバーするのはかなり厳しいので、社会でモチベを保ちつつ英語か数学を得意にするように努力する必要があります。
苦手科目はいつやるのか

英語か数学を得意にするのはわかったけど、
苦手科目はやらなくていいの?
ここまで読んでこんな疑問を持ったかもしれません。
結論からいうと、基本は得意科目を伸ばしておいて後から苦手科目を伸ばしていきましょう。
得意科目が伸び切るまでは、苦手科目に当てる時間は得意科目の半分程度でもOKです。
得意科目では誰にも負けないぐらいの自信を持てるようになる(志望校の偏差値+10ぐらいとれるとかなり得意と言ってOK)か、高3の夏休みから苦手科目を集中して取り組んでいけばなんとかなります。
というのも、苦手科目は伸びしろが大きい分、短期間で成績アップしやすいからです。(特に暗記系の科目)
30点を60点にするのと90点を100点にするのを比べると前者の方が簡単に達成しやすいといえばイメージできるのではないでしょうか?
その一方、苦手科目はないけど得意科目もない状態だと、試験で英語か数学でやらかした時点でかなり苦しいことになるからです。
実際、私はどの科目もそこそこ良かったものの、「そこそこ止まり」で超得意な科目がなかったので、模試や入試でどれか1科目(大抵数学)失敗すると模試の成績が一気に下がったり、不合格を突きつけられたりしました。
とはいえ、「英語も数学も苦手だけど社会は得意だから社会の半分だけ英語と数学やろう!」と意気込むのは危険です。暗記系科目は追いつかれやすいので、やはり英語か数学のどちらかは時間をかけて取り組むのが正解です。
そうするとこんな疑問が出てきたかもしれません。

英語も数学も苦手だけどどうしたらいい?
文系の私としては英語と数学が両方苦手なら英語を優先するのをおすすめします。
というのも、英語の方が数学より点数が上がりやすいからです。
正確にいうと、「やったらやった分だけ上がる」のが英語で「伸びる時は爆発するけどそれまでに時間がかかる」のが数学です。
数学は「やってるのに伸びない」時期が続きやすく、得意科目が無い状態で挑むと挫折しやすいです。
さすがに社会や漢文ほどの即効性はないですが、英語は数学に比べると伸びるまでにかかる時間は短いと思います。
また、数学は一問一問丁寧に考えていると集中力を要する分、かなり時間を消費するのでその意味でも伸びるまでに時間がかかりやすいといえます。
数学が苦手な人はこちらの記事を参考に。
まとめ
今回の記事のおさらいをしましょう。
以下の4点が今回のポイントです。しっかりおさえましょう。
→まずは得意科目を作る!英語か数学を得意にするのがおすすめ。
→得意科目の半分ぐらいの時間
→得意科目が志望校の偏差値+10になるか、高3の夏休みになったら
→英語。努力の成果が出やすいため。
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