今回は「英語の文法はいつまでに何をやるべきか」解説します。
英語の勉強といえば、単語と文法が基本です。
これは何度も耳にしたことがあると思います。
しかし、
「大事なのはわかるけど、いつまでにどこまで終わらせればいいのかわからないよ」
と悩んでいるのではないでしょうか。
確かに、いつまでに何をやるべきかわからないとやる気も起こりにくいですよね。
しかし、この記事を見ているあなたはラッキーです。
今回の記事では「高1生が高2になる前にやるべきこと」を解説します。
また、「高2から高3になる前にやるべきこと」も解説しているのでバッチリです!
この記事を読み終わるころには文法をどこまで固めればいいかわかるようになり、受験のスタートダッシュを決める準備ができるようになりますよ!
今回の記事を見てほしい人
・定期テストや模試で文法の点数が取れない高1,2生
・文法をどこまで進めればいいかわからない高1,2生
・早めに文法を固めて差をつけておきたい高1,2生
いずれか1つでもあてはまった人は是非この記事を参考にしてみてください!!
そもそも文法は何を使って勉強するか
大きく以下の3つに分けることができます。
1.高校の授業
2.文法書
3.文法問題集
それぞれの使い方を順に解説していきます。
1,2は基本の基本といった具合で、受験対策的な意味合いでは3が特に大事です。
高校の授業
大抵の高校では文法を授業で扱っていると思います。まずは授業で扱った内容を必ず理解できるようにしましょう。高1生の中には中学レベルも怪しいという人もいるかもしれません。その場合は高校の授業についていくことを最優先にしましょう。高校の授業についていくことができれば中学レベルは大丈夫です。
高校の授業の内容をしっかり理解することは定期テスト対策にもなりますし、もちろん受験対策にもなります。
文法書
文法書と言われても何かよくわからない人も多いと思います。文法書とは文法事項を丁寧に解説したいわば「文法の辞書」のようなものです。
例えば『Evergreen(旧Forest)』 が代表的です。高校で買った人も多いのではないでしょうか。
これを最初から最後まで読もうとすると大変なので、わからないことがあれば文法書を見て確認する使い方が良いです。
イメージ的には辞書の使い方と同じです。基本的なことばかり載っていますが馬鹿にしてはいけません。高校までに習う大抵の文法事項は載っています。
文法問題集
文法問題集とは大学受験に頻出の文法問題を収録した参考書です。
代表的なものとして『Next Stage』『Vintage』『スクランブル英文法・語法』『UPGRADE』などが挙げられます。
内容はほぼ同じなので大学受験用の文法問題集であればどれをやっても構いませんが、受験対策をするなら文法問題集にのっている問題を全部解けるようになるまでやりこむのが常識です。
基本的に文法問題集は大きくわけて「文法」「語法」「イディオム(熟語)」「語彙」「会話表現」に加えて「発音・アクセント」(収録されていない文法問題集もある)で構成されています。高1,2生がいつまでにこれらをやるべきか次項以降で解説します。
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高1生が高2になる前にやること
まずは最初に収録されているであろう「文法」に載っている問題を全部解けるようにしましょう。「文法」とは「否定」「仮定法」「関係詞」などがのっているパートのことです。文法問題集の中の4割程度を占めるためそれなりにボリュームがありますが、そのことからもわかる通り一番出題されやすいです。
「文法」のボリュームが多いですが余裕のある人は「語法」まで終わらせておくと後が楽です。「文法」「語法」で半分程度ができているはずです。
高2生が高3になる前にやること
高2生は前項で述べた「文法」「語法」に加えて「語彙」「熟語」も問題集に載っている問題全て解けるようにすることが必要です。
「語彙」でよく問われるのは多義語です。
例えば以下のような問題が頻出です。ちょっと考えてみましょう。
以下の空欄に共通する単語を埋めなさい。
- A captain is in ( ) of his ship and its crew.
- There is an extra ( ) for mailing packages by express.
UPGRADEより引用・一部改題
この問題の答え、わかりましたか?
正解はchargeです。
1は「in charge of ~」で「~を管理している・~の責任がある」という意味です。
2は「charge」で「料金」を意味します。
このような問題は模試や入試でもよく出るので対策しておきましょう!
勘の良い人は気づいたかもしれませんが、「語彙」は「熟語」とも密接なつながりをもっているパートです。「語彙」で出た内容が「熟語」で再登場することもあるのでそれだけ大事だということです。
「熟語」のボリュームが多くて大変かもしれませんが、「文法」「語法」「語彙」「熟語」ができるようになれば8割5分~9割程度完成することになるため、高3で大変な思いをしなくて済みます。
高3では英語長文、英作文、和訳だけでなく他科目もやらなくてはいけないため、単語や文法を高2までに固めておかないと本当に間に合わなくなります。
必ず高2のうちに「文法」「語法」「語彙」「熟語」までできるようにしておきましょう。余裕があれば「会話」まで仕上げておくとGoodです!
番外編 高3でやること
番外編ですが、高3では何をやればいいか軽く説明します。
高3でやることは基本的に高2までに固めた文法問題集の総復習です。しばらくやっていないと忘れてしまうのでくり返しやって完全に身につけましょう。本当に文法が身についているか不安であればセンター試験の過去問をやってみると良いです。
「今どきセンター試験とか時代遅れだ」と思った人もいるかもしれませんが、センター試験の第2問は文法がきちんと見についているかチェックするにはうってつけです。
難易度はそれほど高くないので文法問題集を固めていれば8割~9割ないしそれ以上正解できるはずです。
もし8割未満であれば解説を読み、文法問題集の該当する箇所を見直してください。
また、高2のうちにできなかったのであれば高3の春(目安はGWまで)に「会話」を仕上げましょう。「発音・アクセント」は時間がなければ最悪飛ばしてもいいです。
まとめ
高校の授業をしっかり理解しつつ、高2までに文法問題集をほぼ仕上げましょう。文法そのものがわからない場合は文法書で確認しましょう。
そして、文法問題集を仕上げるためには1周だけでなく何周もすることが重要です。
くりかえしになりますが、高2までに文法を仕上げましょう。ここまで読んでいる真面目なあなたならきっとできるはずです。
アウトプットしてみよう
今回の記事で学んだことを復習してみましょう。何をすればいいか自分の言葉で伝えられるようになると学習の効果が高まります。
今回の課題は以下の2つに答えることです。チャレンジしてみましょう。
Step1
高2までに文法を固めないとまずい理由は何ですか?
Step2
高2までに(高1生は高1までに)文法はどこまで固める必要がありますか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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